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小悪魔チックなトリックスター
ベティ

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ベティ・ワイス

Betty Weiss

チーム「エーデルシュタイン」のメンバー。魔術と呪術の名門ワイス家の出身で、人形のような美しい容姿が目を惹く少女。楽しいことが大好きで、興味を持った相手をからかって遊ぶのが趣味。友人のアミーリアを大切に思っているため、彼女に手を焼かせているディックとは犬猿の仲である。

性別:女

誕生日:5月1日

​出身地:マグナ・ダリア

クラス:戦闘魔術
専攻:呪術
武器:大鎌
属性:闇
花:エーデルワイス

仲が良い:ダグラス、アミーリア、イース、ダン

​仲が悪い:ディック

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出自

ベティ・ワイスは自分が何者かわからない。ただ、自分が普通の人間でないことだけは知っている。実験で身体が壊れても、激しい痛みを覚える傷を負っても、数日経てば何事もなかったかのように傷口が塞がっている。そんな不思議で不気味な体験を何度も何度も繰り返せば、否応なしに自分が普通ではないことを自覚する。ワイス家の者も、彼女を人間として扱わない。ただひとり、彼女の精霊であるダンを除いては。過酷な環境下で彼女は何度も心が壊れそうになった。そんな彼女を守るように、彼女の中に複数の人格が芽生え、やがて彼女は自分自身が何者かわからなくなってしまった。そんな彼女に、ワイス家の大人は言った。「ヘレンという女を探し出せ。そうすればお前は自由だ」と。

好き・得意

ベティの特技は演劇だ。学園内のイベントでも度々出演し、観客を魅了している。舞台上の彼女、もしくは「彼」は、普段の悪戯好きな少女ではなく、迫真の演技を演じる名役者である。演技を見れば、見えないはずの物語中の情景が鮮明に浮かび上がり、まるでその世界にいるような臨場感を味わうことができると、観客は口々に絶賛する。

特に恋愛物語を演じる際の儚くも情熱的な美少年の役は、多くの女性客を虜にし、学園内外でファンが多い。その少年の姿を見れば、誰も彼がベティだとは思わないだろう。そう、「彼」はベティであり、ベティではない存在なのだ。

​「キミがベティ・ワイスと呼ぶのなら、ボクはベティ・ワイスだ。ボクは彼女で彼女はボク、少し難しいかな?」

嫌い・苦手

ベティ・ワイスは退屈を嫌う。それは単純に彼女が落ち着きがないからではない。心が向かう場所がなければ、彼女は自分が何者かわからなくなってしまうからだ。彼女の中には、複数の意思が宿っている。それらは、ベティの意識がはっきりしている内は表に出てこないが、時折ベティと入れ替わって「ベティ・ワイス」を演じることもある。ベティもその存在が害のない存在だと知っているため、身体を貸すことがあるが、そのときに思ってしまうのだ。​本当の「ベティ」は、どのベティなのだろうかと。

「もしかすると、本当のベティは彼であって、ベティが彼なのかもしれないね」

趣味

ベティの趣味は人形作りだ。といっても、それはダンのような人間の形をしたものではなく、動物の形をしたぬいぐるみがほとんどだ。休日、友人であるダグラスとアミーリアとともに街へ買い物へ出かけ、人形作りの素材を購入する。作成した人形には基本魂は込めず、プレゼント用として友人に贈るか、微量の魔力を込めた厄除けのお守りとして「エーデルシュタイン」の商品にして売り出すこともある。

​見た目の可愛いぬいぐるみをアミーリアが大変気に入っているため、プレゼント用に作ったものはアミーリアへ贈られることが多い。彼女の部屋のベッドはぬいぐるみだらけだ。

​「今度ルーちゃんにも作ってあげよう。ウサギが似合いそうだね」

アミーリアについて

アミーリア・リリスは彼女にとって大好きな友人であり、「彼」にとっての憧れである。ある日、怪我を負って部屋に戻ったベティを、ルームメイトのアミーリアは手当してくれた。濡れた髪を洗って乾かしてくれた。可愛い服を貸してくれた。不器用だけど人一倍一生懸命で、無理をすると叱ってくれる。そんなアミーリアの傍にいると、ベティは自分が普通の人間のように思えることができた。初めての人間の友人だった。

アミーリアの頼み事であれば喜んで引き受け、アミーリアに害をもたらす存在がいれば徹底的に排除する。ゆえに、アミーリアを悩ませる原因であるディックとは犬猿の仲だ。アミーリアを巡って、どちらがより役に立つかを張り合い、イースに止められるのは日常茶飯事である。

「アミちゃんを傷つけたら、絶対に許さない」

イースについて

嘘つきで偽りだらけのイース・フリージアのことをベティは気に入っている。それは彼が精霊に対して誠実であるからであり、また同時に面倒見がいいからだ。たとえ目の前にいる「優等生」の彼が演じた姿だったとしても、ベティにはそれが本物だ。自分のわがままを受け入れてくれるイースには甘えがちで、彼といる時間に居心地の良さを感じている。

​あるとき、イースは言った。「貴女が何者でも構わない」と。彼はベティの正体に気付いているのだろうか。ベティは少し不安に思ったが、何者かわからない自分を受け入れてくれた彼に、次第に心を開くようになる。

​「偽り者同士、仲良くしましょう。その仮面を無理に外す必要なんてないの。その仮面もアナタなのだから」

ディックについて

ディック・アスタール。真実を追求する彼の計画に、ベティは乗ることにした。ディックのかつての知り合いであり、彼が学園へ入学する理由となった「ヘレン」という存在の正体を、ベティは知らなくてはならないと思ったのだ。たとえそれが、自身の存在を否定する運命に繋がるとしても。

​「ヘレン……ワイス家は彼女を求めているわ。彼女に近づけば、真実を知れば、ベティはどうなってしまうのかしら」

ワイス家について

マグナ・ダリアにあるワイス家は、魔術と呪術を生業にする伝統ある家系だ。だが、その実態は謎に包まれている。表向きは人形に魔力を込め、魂を宿す『人形師(パペッター)』としての実績があるが、召霊術を用いた怪しい研究を進めているという噂もある。そのため、能力の高さを追求する魔術師から賞賛されど、一般貴族からの評価は賛否両論だ。

ベティ自身も人形師としての力を持ち、彼女が創った中で一番のお気に入りは彼女の相棒である「ダン」だ。一緒に遊ぶ「実体のある友達」を求め、彼女は自身の魔力を使ってダンを創った。ベティの魔力が込められた人形はやがて意思を持ち、ダンは人口精霊となった。

​「ダンはベティの唯一無二の家族だから、大切にしなくちゃ」

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