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未来へ進む太陽の少女
メリア

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メリア

Melia

チーム「エターナルライト」のリーダー。憧れの剣士に会うために学園に入学した少女。明るく前向きな性格をしており、彼女の周りは笑顔が絶えない。同時にトラブルメーカーでもあるため、よく騒ぎを起こすが、持ち前の行動力ですべて乗り越え、結果良い方向に転がることが多い。

性別:女

誕生日:8月9日

​出身地:リーベルラント

クラス:戦闘攻術
専攻:剣術
武器:剣
属性:風、光
花:アルストロメリア​

仲が良い:基本全員

仲が悪い:特にいない

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出自

風の大地と呼ばれる地には、主に2つの区間がある。その1つ、風の村で育ったメリアは、村のガキ大将として子供たちには慕われ、明るく元気な娘として大人たちには呆れられつつも可愛がられていた。彼女は何者にも縛られず、自由に村を駆け巡る風であり、村を明るく照らす太陽だった。メリアの母は元冒険家で、メリアという名も冒険先で咲いていた華やかな花の名からつけられている。彼女のファミリーネームがないのは、家柄に捉われないで自由に生きて欲しいという母の願いからである。メリアは母が大好きだ。幼き頃から子守歌の代わりに母から冒険譚を聞いて育ったのもあり、いつか母のように自分も世界を旅してみたいと思っている。

​「あたしが自由に過ごせたのも家族のおかげ。だから、みんなには本当に感謝してるんだ」

好き・得意

メリアの好物は母の作るミートエッグサンドだ。甘辛いタレが染み込んだ肉と、それをマイルドに整える卵の組み合わせを、焼き立てのパンと一緒に口の中に放り込む。その瞬間、メリアのお腹と心は満たされ、一日の活力を得るのだ。「朝からよく食べられるよね」弟は姉に呆れながら、スクランブルエッグを口にする。この光景は、メリアにとって大事な日、例えば試験の日や運動会の日。そのような日常の中の特別な日に見られる光景だった。だから、メリアは学食にミートエッグサンドがないことを嘆き、その様子を見たルースとイースによって料理が再現された。その日の恩をメリアは忘れていない。

​「やっぱり、ミートエッグサンドは美味しい! みんなにも食べてほしいくらいだよ!」

嫌い・苦手

彼女にとって嫌いなものはない。例えどのような困難も、気難しい人も、きっといつかは乗り越えられるはずだと信じているからである。もしも嫌いと認識してしまえば、向き合おうとさえ思わなくなるだろう。それをわかっているから、メリアは嫌いを作らないようにしている。とはいえ、もちろん彼女にも不得意なことはある。それは勉強だ。トニーから課された課題に頭を抱えながら、ダグラスに教えを乞いに行くのだった。

「別に嫌いなわけじゃないよ。だけど、できるかどうかは別問題というか!」

趣味

朝目が覚めてから、夜眠るまで、暇さえあればメリアは鍛錬をする。校庭を走ったり、剣の素振りをしたり、常に身体を動かすことが彼女の日課だ。授業終わりはよく上級生であるディック・アスタールに稽古をつけてもらっている。ディックのことを、メリアは話しやすい先輩であり、仲のよい友人であり、そして兄のような存在に感じている。ともに鍛錬をし、並んで歩いている姿を見た生徒たちも、ふたりを兄妹のようだと口にする。一方で、教師たちはトラブルを起こすふたりを問題児ペアだと思っているが、最後は自分たちで解決してしまうため、咎めるに咎められないのである。

「ディックは先輩っていうより、お兄ちゃんって感じなんだよね」

アランについて

アラン・ウィル・イージスは学園で一番有名ともいえる生徒だが、学園で出会うまでメリアは彼を知らなかった。従姉妹であるアミーリア・リリスが彼はどれほど偉大かを口にし、友人のダグラス・グランローズが彼への恨み事を口にしようとも、それはメリアにとって重要なことではない。自分が見て感じたことを信じる、それがメリアの考え方だった。実際、メリアがアランと初めて出会った時に思ったことは、「宝石みたい」という感覚だった。それは彼の容姿の美しさもそうだが、その美しく澄んだ瞳は、メリアが幼い頃にアミーリアに見せてもらった宝石の魔法のように綺麗だと感じたからだった。きっと彼の心も綺麗に決まっている。その時にメリアはアランに既に心を許していた。

​「アランは優しい人だよね。一緒にいると安心するっていうか、空気が澄んで見えるというか!」

ダグラスについて

ダグラス・グランローズは、メリアが学園で一番初めに友人になった生徒だ。周囲から見ればそれは夢のような出来事で、あり得ない関係性だった。美しく気高い誰もが憧れる孤高の少年は、鋭い棘を纏っており、彼と関わろうと手を伸ばした者は尽く茨に防がれてしまうだろう。そんな孤高の華である少年に、ひとりの田舎娘が声をかけ、あろうことか友人になってしまった。そのことは生徒たちの間ですぐに話題となり、メリアが実は名家の令嬢なのではないかという噂さえ広がった。だが、そんな噂も、3日も経たず消えてしまう。同時に、孤高な魔術師がひとりの少女に振り回されている姿は、周囲のダグラスへの印象も変えていく。

​「ダグラスのことはすごく信頼してるんだ。だからって甘えてばかりもよくないんだけどね……あははっ」

アルブスについて

メリアが困ったときは、必ずと言っていいほど白銀の鳥が側にいる。正確には、近くから彼女を見守っている。周囲から見れば、それはただの美しい鳥だが、メリアは彼をアルブスと呼んで、家族のように親しみを抱いていた。ふたりのとき、鳥は人間の青年の姿をとり、メリアの隣に並ぶ。それはメリアを故郷の地から学園へ招いた青年の姿だった。白き翼のように清純に見えるアルブスだが、メリアは彼が何かを抱えていることに気付いている。彼が人間を嫌っていることも、時折空を見て悲しい顔を浮かべることも。精霊である彼の長い生の中に理由があるはずだ。しかし、メリアは尋ねなかった。いつか彼が話してくれる日まで、待つと決めているから。

​「アルブスさんともっと仲良くなれるといいなぁ」

​セヴィアについて

セヴィア・グラジオラスはメリアの命の恩人であり、メリアがプログレス学園への入学を決めるきっかけとなった人物である。メリアが幼き頃、風の村が魔物に襲われる出来事があった。その際に村を救った剣士がセヴィアだった。その日から彼はメリアの憧れで、彼のように誰かを救える存在になりたいと思い立ち、メリアは剣の稽古を始めた。冒険家だった母をはじめ、風の町に訪れた旅人たちから技を習い、メリアの剣術は次第に磨かれていった。多くの人々に教わったため、その型は独特で騎士のような洗練さはないものの、風のように自由で俊敏な動きは、プログレス学園に入学してからも役に立つこととなる。剣術担当教師のセヴィアからも身軽さを褒められ、彼女は長所を伸ばしていくことを決めた。主に魔術担当教師トニーからの逃亡時に大いに役に立っている。

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